10年前にはほとんど聞くことがなかった「スクールロイヤー」ですが、最近はいじめ問題や保護者への対応などの際に聞くことが増えてきたのではないでしょうか。
聞くことが増えてきましたが、何をしてくれるのか、いまいちわからない部分もありますよね。
弁護士が学校についているということは心強いですけどね!
実際にはどんな場合に相談できるかは知っておいた方がいいよね!
ということで、今回はスクールロイヤーについて学校のどんな問題を相談できるのかを実例と共にご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこのみなさま
・スクールロイヤーについてよく知らない
スクールロイヤーとは?
スクールロイヤー(School Lawyer)とは、学校で起こるさまざまな問題を解決し、問題が起こる前に対処することができるようにアドバイスをする弁護士のことを言います。
スクールロイヤー制度を導入することによって、学校で起こる問題を解決できるだけでなく、教員の精神的な負担を軽減させることができます。
2019年3月の文部科学省の調査で76%の市町村教育委員会が「法的な専門知識を有する者が必要である」と回答していることから、教育現場にはスクールロイヤーが必要であることが分かります。
こうした背景を基に、文部科学省は2020年度からスクールロイヤーを全国に配置する方針を定めています。
どんな問題を相談できる?
スクールロイヤーに相談できる内容としてはさまざまなものがありますが、代表的なものとしては以下のものがあります。
- いじめ
- 保護者とのトラブル
- 学級崩壊
- 不登校
- 体罰
上記の5つのうち文部科学省がスクールロイヤーに求めている業務は、「いじめ問題への対応」と「保護者とのトラブルへの対応」です。
いじめ問題への対応
いじめ防止対策推進法が2013年に制定されたことによって、いじめが法的問題として取り扱われるようになりました。
教員が法律を詳しく理解しているケースはそれほど多くないため、いじめ被害者や加害者に適切に対処できないことが往々にしてあります。
スクールロイヤーがいじめ問題に対応すれば、教員の負担が減るだけでなく、スクールロイヤーによる早期対応によって、トラブルを未然に防ぐことができる可能性があります。
保護者とのトラブルへの対応
スクールロイヤーに対する相談で最も多いのが保護者とのトラブルの相談です。
保護者とのトラブルの相談が多い理由としては、いじめや学校でのトラブルなどのさまざまな問題が結果的に保護者のクレームに繋がるからです。
実は、以前から教育現場においては、モンスター・ペアレントという保護者が話題となっており、学校に弁護士を関与させる動きは行われていました。
保護者とのトラブルには、家庭の貧困や福祉の問題などが複雑に絡み合っていることも多いため、学校で対応するよりも専門家が対応するほうが適切であると言えます。
実例をご紹介
児童が通学路にある家の窓ガラスを割ってしまい、学校にクレームが入った場合にもスクールロイヤーへの相談ができます。
この場合には、「児童の学校外での迷惑行為の責任が学校にあるかどうか」を法的な視点から考える必要があるためです。
その他にも、不登校に関する相談、保護者からの過度な要求、給食費や教材費の未納などさまざまな相談が寄せられています。
いじめ問題や保護者とのトラブルに限らず、法律の知識がなければ適切に対応できない問題があるため、トラブルが起こったときや、起こりそうなときにはスクールロイヤーに相談することが大切です。
まとめ
以上で、スクールロイヤーについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
ちょっと安心して勤務できそうです!
なんかあった時に相談できる相手がいるのは心強いよね!
スクールロイヤー(School Lawyer)とは、学校で起こるさまざまな問題を解決し、問題が起こる前に対処することができるようにアドバイスをする弁護士です。
スクールロイヤーに相談できる内容としてはさまざまなものがありますが、代表的なものとしては以下のものがあります。
- いじめ
- 保護者とのトラブル
- 学級崩壊
- 不登校
- 体罰
スクールロイヤー制度を導入して、学校で起こる問題を解決し、教員の精神的な負担を軽減させましょう。
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