再任用教員と聞いても、再任用教員がどのような存在であるかわからない人も多いのではないでしょうか。
再任用の先生たちっていつまでいるんですかね?
おい、口悪いぞ!バリバリで担任をやってくれる方だっているからね!
平和な学校ほど、どんどん増えていく再任用教員ですが、教員になったばかりの方々にとってはなかなかイメージがしづらいですよね。
ということで、今回は再任用制度や再任用教員の給与や任期についてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・再任用教員についてはよく知らない
・将来は再任用教員を目指している
再任用教員とは?
再任用教員とは、再任用制度によって再雇用された教員のことを指します。
再任用制度は一旦定年退職した地方公務員等を1年以内の任期を定めて最長65歳まで再雇用することができる制度です。
再任用制度は、公的年金の基礎年金相当部分の支給開始年齢が65歳へ段階的に引き上げられたことに対応して施行されました。
再雇用を希望する教員は、65歳まで再雇用制度を利用することによって無収入の期間が発生しないようになります。
再任用教員の給与や任期
再任用教員の給与と任期についてそれぞれ紹介していきます。
再任用教員の給与
再任用教員の給与はフルタイム勤務(週38時間45分)と短時間勤務(週15時間30分~週31時間までの範囲内)かどうかによって異なります。
- フルタイム勤務の場合には、職務ごとに決められた給与が毎月支給されます。
- 短時間勤務の場合には、フルタイム勤務とした場合の給与で時給計算をして、計算した時給に勤務時間を乗じて計算した金額が支給されます。
いずれの場合においても再任用後の退職については退職金は支給されないので注意が必要です。
再任用教員の任期
再任用教員の任期は4月1日から3月31日を基本としています。
再任用の任期は1年を超えない範囲内で行われていますが、勤務実績が良好の場合には任期の更新ができるため、最長65歳まで認められています。
一般的には60歳で定年退職をした教員が任期の更新を5回繰り返すことによって65歳まで働くことができるわけですね。
再任用教員経験者の方々の声
小学校 65歳の男性
再任用教員になったきっかけ
家族5人のうち、3人がまだ大学在学中で経済的に苦しく、せめて全員が大学卒業するまで働きたいと考えたからです。
また、ほかの仕事も考えましたが地方在住の身には働き口が少なく、結局今までの仕事を生かしたものと考えて再任用を申し込みました。
再任用教員になってよかったこと
今まで担当したことがなかった言葉の教室担当や学習指導補助をするなど、多彩な業務を受け持ち、自分にとってとても有意義でした。
それに、再任用以前に比べ、教員補助の立場ですので、担任との連携の下、自信を持った指導ができたのがよかったです。
再任用教員になって大変だったこと
行事などで突発的な変更があったときにすぐに対応できないことがありました。
また、課題を持った児童への対応も、いくら担任との綿密な連携を取って対応しようとしてもその通りにはならず、苦慮したことが何度かあります。
総じてなんでもしなければならない立場ですので、忙しいです。
まとめ
以上で、再任用制度や再任用教員の給与や任期についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
再任用制度は一旦定年退職した地方公務員等を1年以内の任期を定めて最長65歳まで再雇用することができる制度です。
えっ!てことは、あの人後3年いるのか!
おい!心の声がダダ漏れだ!やめとけ!
再任用教員の給与は、フルタイム勤務か短時間勤務によって異なるとは家、現役の時からは程遠いような給与になるので酷使するのはやめてあげてくださいね。
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