授業の際、生徒の様子をきちんと把握することは、教員の大切なスキルですよね。
机間指導っていうのは、生徒の間を歩いて様子を見ることですよね!
歩いているだけじゃ机間散歩だよ!
机間指導は、その効果を考え、目的をもって生徒を把握し、指導します。
今回は、机間指導と机間巡視は何が違うのかについてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこのみなさま
・いまいち違いがわかっていない方
机間指導とは?
机間指導は、教員が一人ひとりの生徒の活動をみとり、学習進度の状況に合わせておこなう個別指導のことです。
一斉授業では、個別の生徒のつまずきを知ることは難しいため、問題を出したり、指示をしたあとに、学習活動の全体像を把握し、その活動を見回ります。
行なっている授業の内容を理解し、定着できるようにすることが目的です。
学習が進んでいない生徒に対し、助言や指導するのはもちろんですが、理解ができている生徒にも、「よくできているね」など声かけをすることで、より習熟度の定着が見込まれます。
机間指導の注意点
机間指導をする際に、観察の目的を明確にするとよいでしょう。
あらかじめ注意する視点を決めておくことで、効率的に回ることができます。
また、一人ひとりに合った寄り添いが大切で、すべての生徒に同じ指導をする必要はありません。
つまずいている生徒・きちんと取り組めている生徒・学習に参加できていない生徒・発言ができない消極的な生徒など、それぞれに合った指導をすると効果的です。
机間指導と机間巡視の違い
「机間巡視」と「机間指導」の違いは、観察し指導するという点ですが、辞書によっては同義語として掲載されているものもあります。
「机間指導」は生徒の活動の全体像をつかみ、指導が必要な生徒を個別に把握することが重要となります。
授業に参加できていない生徒に注意を促すだけでなく、指導が必要な生徒やグループに解決の方向や内容を与え、理解をより深めることができるでしょう。
それにより学習の定着や発展に対して、効果が期待できます。
最近は「机間巡視」という言葉はあまり使われなくなっているようです。
巡視という言葉のイメージが、見張っているように感じる人がいるからではないでしょうか。
机間指導と机間巡視の違いのまとめ
以上で、机間指導についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
机間指導は、支援が必要な生徒だけに対してするものではないんですね!
全体の把握と個々の把握、どちらも大切だよ!
机間指導は、継続して行なうことで、より効果が期待できます。
生徒たちの学習が定着するために、計画的な机間指導をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
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