インクルーシブ教育という言葉は、ただの言葉として知っている方は多いかもしれませんがどんなものか説明できますか?
具体的には何をすればよいのか、よくわからないですよ!
まあ、言葉知らなくともみんな自然にやっていることだよ!
ということで、今回は先輩たちに今さら聞けないインクルーシブ教育についてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこの皆様
・インクルーシブ教育に興味がある
インクルーシブ教育とは?
インクルーシブ教育とは、障害の有無に関係なく、全ての子どもたちのための教育を指します。
共生社会の形成に向けて、2006年に国連総会で採択された「障害者の権利に関する条約」による取り組みのようです。
障害のある子どもが、障害のない子どもと並んで同じように教育を受け、こころも身体も最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能としていくことが目的です。
現在の教育事情では、意図せずとも自分のクラスがインクルーシブ教育の場になってしまっている場合も多いです。
合理的な配慮が必要
全ての子どもたちが同じように教育を受けるためには、障害のある子どもには合理的な配慮をするということが求められます。
「合理的配慮」としてあげられるのは、校舎などにおけるハード面と、個人への配慮です。
・段差の解消
・スロープ
・エレベーターの設置
・視覚・聴覚に配慮した座席の配置
・タブレットの利用
・試験の時間や問題数の検討
これら以外にも、目に見える絵や文字を利用する、大きな声でゆっくり話すなど、子どもの理解が深まるような環境づくりが大切です。
障害はひとりひとり違いますが、障害への配慮はその有無にかかわらず全ての子どもたちにとって利用しやすい環境になるでしょう。
合理的配慮と同じような意味使われたりする、ユニバーサルデザインについてはこちらに詳細がありますのでぜひご覧になってください。
インクルーシブ教育のメリットとデメリット
インクルーシブ教育のメリット
障害のある人々が互いの生活に溶け込むことで、その生活ついて相互理解が深まります。
障害のある人々を排除することや、分け隔てたりすることなく、社会に出た時にそれぞれの力を発揮できる大人に成長することが期待できます。
インクルーシブ教育のデメリット
障害のある子どもに対し、障害のない子どもが不利益、不公平だと不満をもつこともあるでしょう。
それによる、いじめなどが発生する恐れがあります。
また、先生など学校側も、限られた時間の中で細やかな対応をするのは難しいと感じ、思うような授業ができないこともあるでしょう。
実際に多いのは、障害のない子が問題行動を起こしたときに言い訳に使われてしまうパターンかもしれません。
だって、○○君は許されているじゃないですか!
このような発言が出るようでは、インクルーシブ教育はうまくいっていないので、生徒たちへのテコ入れが必要でしょうね。
インクルーシブ教育のまとめ
以上でインクルーシブ教育についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
インクルーシブ教育を進めるためには、一人ひとりにあった環境づくりが大切です。
たしかに、今までやっていることもありました!
そうなんだ!継続して頑張ってみてくれ!
限られた時間でインクルーシブ教育を実現するためには、アナログも、デジタルも、先輩教員も、全てを最大限利用しましょう。
にほんブログ村のランキングに参加しています!
こちらからひよっこ教員向上委員会の順位が確認できますのでご興味があればぜひクリックしてみてください!
コメント