リカレント教育の講座が大学や専門学校にあることは知っているが、どんな制度なのかわからない方も多いのではないでしょうか。
リカレント教育と生涯学習って、何が違うのでしょうか?
リカレント教育は仕事に関する学びのことなんだよ!
社会人になっても、仕事のために勉強をする機会は多くあります。
リカレント教育は、この学びにむけた取組みで、国の支援を受けることができます。
様々な仕事で、知識やスキルのアップデートが求められており、リカレント教育の必要性は高まっています。
今回は、リカレント教育についてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこのみなさま
・リカレント教育という言葉を聞いたことがあるだけの方
リカレント教育とは?
リカレント教育は、義務教育や高校、大学、専門学校など、教育を受け社会人になった人が対象で、キャリアアップやキャリアチェンジなど働くための学びのことです。
外国語やIT関連・国家資格・技術系などが例にあげられ、様々な仕事に関連する技術の取得・スキルアップを目的にしています。
よく似た言葉で混同されがちな「生涯学習」は、人生をより豊かにすることが目的です。
趣味、スポーツ、ボランティアなどが含まれ、リカレント教育とは目的も内容も異なります。
こうした社会人の学びのためのリカレント教育は、全国の大学、専門学校などで受講することが可能です。
リカレント教育を受けるにあたっての支援
国で指定したリカレント教育の講座を受講した場合、下記のような支援があります。
教育訓練給付金
対象講座を終了した場合に、受講費用の20〜70%の支援が受けられます。
高等職業訓練促進給付金
ひとり親家庭で、国家資格などの取得を目指している期間の生活費を月10万円支援します。
(住民税課税世帯では月7万5千円、修学の最終年限1年間に限り4万円加算)
キャリアコンサルティング
キャリア形成サポートセンターで、キャリアコンサルタントに無料で相談することができます。
(オンラインによる相談も可能です)
ハロートレーニング
労働者が受講できる公的職業訓練です。
雇用保険の対象でない方でも、一定の条件のもと月額10万円の支給を受けながら、訓練を受けることができます。
リカレント教育の重要性
リカレント(recurrent)とは、再発する・周期的に起こるなど何度も繰り返されるさまをあらわしています。
生涯にわたって学びを続けることで、「人生100年、生涯現役」に対応できる新しい生き方につなげていこうという取組みです。
また、終身雇用、新卒採用、年功序列など従来の社会制度は、目まぐるしい勢いで変わりつつあります。
たくさんの職業がAI(人工知能)などの普及により、なくなる可能性もでるといわれています。
学びを続けることで、変わる社会に対応できるスキルを身につける必要があります。
リカレント教育の3つのメリット
リカレント教育により、働く人も雇用する会社も様々なメリットがあります。
年収アップ
国は、リカレント教育を受けた人の収入が増える傾向が強まるとの分析結果をまとめています。
今後、収入が増えると期待できることは、働く人にとって大きなメリットです。
スキルの向上によるキャリアの選択肢の広がり
スキルが向上することで、会社内でキャリアアップが期待できます。
また、転職や再就職もスキルアップ以前に比べ有利になり、職業の選択肢もふえます。
そのため、会社に縛られることなく、希望する仕事につける可能性が広がります。
生産性・業績向上
企業にとって、スキルの高い人材が増えることにより、生産性や業績の向上が期待できます。
さらに、社内研修が充実したことで、社内で活躍できる人材が増え、人材流出を防ぐことも期待できます。
リカレント教育のまとめ
以上で、リカレント教育についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
社会人になったとしても学び続けることが必要なんですね!
あなたも研修頑張りなさいよ!
リカレント教育は、学校側にとって新しい教育の形であり、今後が期待できる分野です。
子どもだけでなく、大人も学びを続けることは、長寿社会に向けてますます重要になっていきますよ。
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