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就学援助とは?要保護・準要保護?どのようなものが支給対象になるのかを解説!

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先輩に聞けないこと+α
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あひる

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就学援助という言葉は、一般の方はニュースなどで聞いたことあるかもしれませんが、教員は行事ごとに耳に入ってくる言葉だったりします。

ひよっこ
ひよっこ

聞くんですけど、良くわかってないんですよね!

あひる
あひる

まあ、事務か会計担当くらいじゃないと詳しく知らなくてもやっていけるからね!

ということで、就学援助という制度自体を良くわかっていない教員もかなりいることでしょう。

今回は、そんな先輩に今さら聞けない、就学援助についてご紹介していきます。

この記事はこんな方におすすめ

・ひよっこの皆様

・知らずにここまできてしまった教員

就学援助とは?

就学援助制度の対象者は、小中学校へ通う児童・生徒の保護者です。

学校に通わせることが経済的に困難な場合に、国や市町村が必要な援助をおこないます。

認定基準には、「要保護」と「準要保護」があります。

「要保護」は、現在生活保護を受けている方が該当し、市町村で援助をおこない、国はその2分の1を補助をします。

「準要保護」は国の補助が廃止されたため、各市町村のみで認定し、援助をおこないます。

認定基準は市町村でおこなうため様々です。

たとえば、ある市町村では、世帯人数と総所得額を決めて認定基準としているところがあります。

しかし、あくまで基準であり、実際には世帯それぞれの状況を加味して、認定することが多いようです。

そのため、認定基準に満たない場合でも認定される可能性があるようです。

申請は、通学している学校から配布される「就学援助申請書」に記入し、必要書類を添付し、学校に提出します。

また、総所得金額は毎年変わるため、一度認定を受けた場合でも、この申請は毎年必要です。

就学援助の支給対象の費用

支給対象は、「要保護」「準要保護」それぞれ定められています。

「要保護」の補助対象品目

・学用品費

・体育実技用具費

・新入学児童生徒学用品費

・通学用品費

・通学費

・修学旅行費

・校外活動費

・医療費

・学校給食費

・クラブ活動費

・生徒会費

・PTA会費

・卒業アルバム代等

・オンライン学習通信費

ひよっこ
ひよっこ

こんなに細かく決められているんですね!

「準要保護」の対象品目

市町村で補助するため、支給科目も市町村ごとに違います。

おおむね以下の品目は補助の対象となっています。

・新入学学用品費

・学用品、通学用品費

・修学旅行費

・遠足など校外活動費

・学校給食費  

給食費については、支給金額から差し引かれて直接支払われます。

品目ごとの支給の金額は自治体ごとに異なりますが、修学旅行や校外学習費は実費支給、学用品費などは決まった金額が支給されるところが多いようです。

就学援助制度と児童扶養手当の違い

就学援助制度と児童扶養手当は、いずれも子どもの教育や生活を支援するための制度ですが、対象となる家庭、支援内容、および運営する行政機関が異なります。

対象家庭:ひとり親家庭か全家庭か

児童扶養手当はひとり親家庭に特化した支援制度です。

一方、就学援助制度は所得が一定額以下の家庭全体が対象となります。

ひとり親でなくても、所得が低い場合にはこの制度を利用できます。

支援内容:生活費か教育費か

児童扶養手当は、ひとり親が子どもを養育する上で必要な生活費を補助します。

対照的に、就学援助制度は給食費、修学旅行費、教材費など、教育に直接関連する費用を支援します。

管轄行政機関:厚生労働省か文部科学省か

児童扶養手当は厚生労働省が管轄しています。

一方で、就学援助制度は文部科学省が管轄しています。この点も両者の違いといえます。

両方の受給が可能

児童扶養手当と就学援助制度は、同時に受けられる制度です。

ひとり親家庭であれば、両方の制度を利用して、より多角的な支援を受けることが可能です。

就学援助制度を受けるためには

就学援助制度は、所得が一定額以下の家庭に対する教育費の支援を行います。

そのためには、事前に申込書類を提出する必要があります。

申込書類は通常4月に学校から子どもを通じて配布される場合が多いです。

申込書類の提出

所得証明として、源泉徴収票などの添付書類が必要です。

配布されたプリントには、どのような書類が必要か詳しく解説されているので、それを参考に準備しましょう。

学校への問い合わせ

気になる点や不明点がある場合、学校に直接問い合わせることも可能です。

電話や窓口で対応してくれる場合が多いので、分からない点は積極的に学校に質問することをお勧めします。

申込書類が揃ったら、指定された期限内に学校に提出する必要があります。

期限を逃すと受給資格を失う可能性があるので、注意が必要です。

就学援助は周りにはバレない

就学援助制度は、教育費の負担を軽減するための公的な支援です。

それを受けることは決してやましいことではありません。

しかし、周囲に知られたくないという気持ちは理解できます。幸い、制度はプライバシーを尊重して設計されています。

申込書類の配布は全員に行われる

申込用紙は子どもを通して配布されますが、その配布方法は一般的です。

例えば、全員に一律に配布される場合や、年度初めに多くのプリントと一緒に封筒に入れて配布される場合があります。

支給は口座振込

支給されるお金は口座振込で行われるので、自分から口座情報を共有しない限り、他人に知られることはありません。

提出方法によるプライバシーの確保

最も気になるポイントは、申込用紙を提出する際に子供やその友達が封筒の中身を見てしまう可能性です。

特に高学年になると、封筒の中身に興味を持ち始めることもあります。

このような事態を避けたい場合、封筒を糊付けして提出するか、保護者自身が学校に出向いて提出する方法があります。

就学援助のまとめ

以上で、就学援助についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

ひよっこ
ひよっこ

はー、やっとなんだか理解できたような気がします!

あひる
あひる

来年度は学年会計になれるね!

このような補助があることで、安心して学校生活を送ることができる生徒もいるわけです。

子どもの教育環境充実のためには、なくてはならない制度なのでよく理解しておきましょう。

あひる
あひる

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コメント

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