どのような生活指導が正解なのか?このテーマはなかなか正解が見つからず、悩んでしまう教員もたくさん見てきました。
よくあるパターンは今まで自分が子どものころに指導されてきた経験から同じような指導をしてしまうということです。

これではダメ!何年前の話だと思っているんですか!
筆者自身が教員になった時は、「ある程度怒鳴って、高圧的に指導するのが当たり前だよね!」というような風潮がありました。
最初から、怒鳴る生活指導には違和感を感じており、いつも「別に、怒鳴る必要なくね?」と思って生活指導をしているうちに、究極の生活指導を発見しました。
今回は、この究極の生活指導の方法をご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・先輩教員に「生活指導は怒鳴れて一人前だ!」的なことを言われた
・生活指導の方法で悩んでいる
究極の生活指導の方法

究極は生活指導しなくて済むのが一番いい
現在の学校現場では、起こってしまった生活指導を上手く対処できた人が「あの人は仕事ができる人だ!」評価されています。
そう、このように、起きたことばかりに注目してしまいがちなんですよね。
しかし、筆者は起こる可能性のあった生活指導を未然に防いだ人はもっともっと評価されるべきであると考えています。
生活指導をするには大変な労力と時間を使います。
「あの生活指導がなければ…」
と嘆く瞬間は、教員であれば誰でも経験することだと思います。
生活指導を未然に防ぐことができれば、たくさんの教員の時間をつくることにもつながるわけです。

ということで、究極を言えば、生活指導をするような状況つくらないのが一番いいわけです。
生徒が行動を起こす前に頭に浮かぶ教員になれ

そりゃ、理想はわかりましたけど、どうやるんですか?

何か生徒が行動を起こす前に頭に浮かぶような関係をつくるんだ!

それならば、怒鳴りまくってる教員だって頭に浮かぶじゃないですか!
たしかに、ひよっこの言う通りで、何か問題行動を起こす前に怒鳴りまくっている教員も浮かぶかもしれません。

これやったらあいつにまた怒鳴られるかな?どうしようかな!
このように、ネガティブな形で浮かんでしまうと、「怒鳴られるけど、まあいっか!」と超えられてしまった場合はかなりめんどくさいことになります。
怒鳴るを超えられてしまった場合
・怒鳴っても全く効かない
・話が全く入っていかない
・同じ問題行動を繰り返してしまう
こうなってしまうと、関係が悪くなる負のスパイラルに突入してしまいますし、怒鳴るスキルしかない教員はここでつみます。
では、どのような形で生徒の頭にこびりつけばよいのでしょうか。

これやってしまったら、あいつ悲しむかな?
このように「信頼を失いたくない」「悲しい思いをさせたくない」というポジティブな形で頭に浮かぶようになったら勝ちです。
ポジティブな形で浮かんだ場合
・その問題行動を思いとどまることができる
・もし問題行動をした後でも話が入る
・同じ問題行動を起こす可能性は少なくなる
こうなれば、好循環で物事が進んでいきますし、未然に生活指導を防ぐことにもつながっていくわけです。
信頼関係が一番大事

たしかに、信頼している人からの言葉は刺さりますもんね!

うん、では信頼関係を構築するのに大事なものはなんだと思う?
信頼関係が大事なのはわかっているけど、信頼関係を上手くつくれるという教員はそんなにいません。
信頼は「授業」「学活」「道徳」「普段の関わり」「部活」など、いろいろな関わりの中で生まれてくるものでありますが、一番大事なものは「授業」です。
生徒との関わる時間の割合としては「授業」が圧倒的に多いです。
その「授業」で生徒の心を掴めなければ、正直、他の場面でどんなにいいことを言ったとしても生徒の心には響きません。

クソつまんねえ授業してるやつが何言ってんだよ!
生徒Cはストレートにこんなことを言っていますが、みんな似たようなことは思ってしまいます。
そのため、「わかりやすい授業」で生徒から一目置かれるような教員を目指しましょう!
成果は見えにくく評価はされにくい
「自分はこういう風に頑張ってます!」とは言っても、起こるかもしれなかった生活指導を未然に防いだということを検証することはほぼ不可能に近いです。
そのため、何も考えていない同僚の教員からは勘違い発言を受けることもしばしばです。

あなたのクラスいい子ばっかりでよかったですね!

クラス替えが平等になってなかったですね!
ただ、このようなひがみがチラホラ聞けるようになってきたということは、明らかにあなたのクラスだけ上手くいっていたり、生活指導が少なかったりする証拠です。
それはあなたが未然に生活指導を防げているということですので、自信をもって大丈夫です。
究極の生活指導の方法のまとめ
以上で究極の生活指導の方法をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

教員たるものは生徒の心に言葉を響かせてなんぼです!

それを聞いて安心しました!怒鳴らないといけないかと思っていたんで!
怒鳴って、その場をしのぐ生活指導には限界があります。
急がば周れで、まわりまわって「良い授業」をすることが、信頼関係を築き、生活指導を未然に防ぐことにもつながるのでぜひ「授業」を大事にしてください!

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