「とりあえず教員免許でも取っておくか」と教員免許を取得し、「とりあえず、教員になるのって難しそう」「自分は〇〇大学だから…」という理由から諦めてしまう人はたくさんいます。
これだけは言っておきたいのですが、教員になる(教員採用試験に合格する)のは難しくありません!
でもさ、試験に合格できなかったら仕事ないじゃないですか…
いや、受かっていなくても需要はめちゃくちゃあるし、採用試験の抜け道もあるよ!
ということで、今回は「ひよっこ教員になりたい」けど…と考えている方々に「熱意」さえあれば教員にはなれるということを解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・本当は教員になりたいけど何となく諦めている
・1次試験の一般教養や専門教養で撃沈してしまった
・ただ熱意だけは人一倍ある
教員になるためには?どんなルートがある?
教員採用試験の一般選考を正面突破する
毎年6月~8月で各都道府県で開催される教員採用試験の一般選考を受験し、合格する方法です。
東京都はこちらに細かい要綱がありますのでご覧ください。
基本的には
1次選考・・・「教職教養」「専門教養」「小論文」
*小論文は1次選考合格者のみ採点されることが多い
2次選考・・・「集団面接」「個人面接」
*実技教科は実技試験もある場合あり
まあ、上場企業のような5次面接などということはなく、たった2回の選考で決まるので楽であると感じる人もいるかもしれませんが、結構大変です。
1次選考の「教職教養」「専門教養」は合格ラインに到達するには7割~8割は必要と言われており、筆者はだいたい500時間の勉強時間で8割くらい得点できるようになりました。
ご、500時間?結構ですね!
いや、そんなことないでしょ!1日3時間勉強するとすると半年前からでOK!
そんなこと言っても、受験者の半数以上はこの1次試験で切られてしまうので、易しい試験でないことは明白です。
教員たるもの、自分で勉強して1次試験を突破するくらいはできて欲しいですが、別にこの難関の1次試験を合格しなくても教員になる抜け道があるのです。
特例選考で教職教養をスルーできる
教員になろうとしている人が「専門教養」ができるのは当然として、教員採用試験の勉強をしていて何がネックかというと、間違いなく「教職教養」です。
筆者は理系だったため、特に「教育法規」には苦労させられました。
そんな、「教職教養」ですが、特例選考であればスルーすることが可能です。
条件は各都道府県によってさまざまで、以下のようなものがあります。
・臨時的任用教員(産休代替など)として12か月以上勤務する。
・社会人として3年以上の経験
・常勤講師として3年以上の経験
このように諦めなければ道は広がるのです。
「教職教養」がないだけで、試験はめちゃくちゃ楽になります。
教員になるために最も必要なものが「熱意」である3つの理由
熱意があればチャンスは巡ってくる
「どうしても教員になりたい」という熱意があれば、学校と関わるための行動に移せるでしょう。
正直、学校の教員はいろいろな要因で人が足りていません。
そのため、常に「非常勤講師」「産休代替」「育休代替」の需要はかなり高いのです。
誰か知り合いで、家庭科の免許持っている人知らない?
こんな副校長のぼやきも珍しいことではありません。
そんなときにすぐに入り込めるように、学校と関わりを持っておくことをおすすめします。
大学生であれば、スクールサポーターや学校ボランティアなどで学校に顔を売っておくと、万が一採用試験に不合格だった場合、「じゃあ、うちで講師やってよ!」という話に発展していきます。
上記でも説明しましたが、学校で働いていれば採用試験で特例選考になる可能性は高く、その分、教員になる確率もグーンとアップします。
面接官は熱意を重要視している
ここまで読んでくれた方の中には、「おいおい、ちょっと現役では受からない前提で話が進んでない?」と思っている大学生もいることでしょう。
そうですよ!危うく手を上げるとこでしたよ!
大丈夫!私でも一応、現役で合格してるから!
教員採用試験は既卒で学校で実際に働いている人が圧倒的に有利ではありますが、大学から現役で合格する人も一定数います。
現場経験のない大学生が、どうやって他の受験者と戦うのか、「熱意」で戦うしかないのです。
集団討論で講師経験者に「そんなこと現場ではできません」「そんな時間ありません」と言われようが、誰にも負けない熱意で理想論をぶつけるしかないんですよ。
面接官をやっている現役の校長たちは、意外とそんな青臭い人間が好きだったりするので自信をもつことが大事です。
教員になった後も熱意は周りに伝わる
「教員になるために必要な3つのこと」というタイトルなのに、教員になった後のことについて書いてしまってごめんなさい。
筆者は教員として上手くやっていくために一番大切なことは「生徒との信頼関係」であると常日頃から感じていました。
そして、その「信頼関係」は教員の「熱意」が生徒に伝わったときに生まれやすいのです。
先生が僕たちにこんなに頑張ってくれている!
先生が私のこと見てくれていた!
こんな感じで、あなたの熱意が伝わると好循環で上手くいき始めます。
この先生を悲しませるようなことはしないでおこう!
このように感じてくれればだいぶ問題行動は少なくなります。
この先生が言うんだからとりあえずやってみよう!
このように感じてくれれば部活動も進路指導もやりやすくなります。
生徒が楽しく学校に通っていれば、保護者も文句はありません。
生徒もハッピー、保護者もハッピーでみんなハッピー!こんな幸せいっぱいの状況をつくる最初のきっかけが「熱意」なのです。
まとめ
以上で、教員になりたいけど…と考えている方々に「熱意」さえあれば教員にはなれるということを解説してきましたがいかがだったでしょうか。
正直、要領だけ良くて、特に熱意もなく「公務員だから」という理由で教員をやっているビジネス教員もいます。
筆者はそんなビジネス教員より、「俺にとりあえず一回教員やらせてみろ!絶対に良い学校にしてやる
!」とギラギラした熱意をもったあなたに教員になってもらいたいのです。
採用試験の倍率が3倍を割ってしまうと、教員の質が保てないと言われており、どうしても要領の良いビジネス教員が生まれやすくなってしまいます。
ぜひ、あなたたちにはあきらめないで教員を目指してくださいね。
「熱意」さえあれば、絶対教員になれるよ!
採用試験についての記事はこちらにありますのでぜひご覧になってください。
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