若手だからという理由だけで、ICTの担当や推進委員のようなものを任されてしまって、困っている方も多いのではないでしょうか。
ICT教育って、ITとは何がちがうんでしょうか?
Cはコミュニケーションで、情報や通信、意思疎通を意味するんだよ!
ICT教育は、一昔前には考えられなかった、パソコンやインターネットなどを利用した教育ですよね。
今回は、ICT教育について教員側と生徒側のメリット・デメリットをご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこのみなさま
・ICTを任されてしまった若手
・ICTについていけないベテラン
GIGAスクール構想実現についてはこちらにありますのでご覧になってください。
ICT教育とは?
ICTとは、information and communication technology(情報通信技術) の略です。
ICTは情報処理だけでなく、インターネットのような通信技術を利用した、産業やサービスなどの総称として使われています。
ICT教育とは、教育現場において情報通信技術を活用する取組みです。
・情報教育
・指導における情報通信技術の活用
・校務の情報化
この3つの側面を通して、教育の質の向上を目指しています。
国は学校のICT環境を、文具や教科書のように必要不可欠なものと強く認識するとしています。
教員側のメリット
①わかりやすい授業
②学習の効率化
③業務の軽減
わかりやすい授業
動画や画像を使うことで理解が深まり、生徒の興味も引くことができます。
学習の効率化
生徒ひとりひとりの学習の定着状況が把握しやすくなるため、課題を明確にできます。
また、宿題を行なった時間などが可視化できるので、学習状況が把握できます。
業務の軽減
板書やプリント作成などの時間短縮が見込まれたり、教員間での情報の共有が簡易におこなえるようになります。
公務の効率化により、負担が軽減され、教育に時間を割くことができます。
教員側のデメリット
①導入コストがかかる
②ITに不安がある教員にはハードルが高い
③教員の負担がふえる可能性がある
④PCの性能が授業に影響する
導入コストがかかる
電子機器や電子コンテンツ、通信環境の整備などの導入にはコストがかかり、導入後はメンテナンスや故障など管理費用も必要です。
ITに不安がある教員にはハードルが高い
IT機器の操作を新たに覚えなくてはなりません。
得意としない教員にとって、負担は大きいでしょう。
教員の負担がふえる可能性がある
機器の故障や通信状況の悪化により対応が必要になる場合があります。
導入後の保守やサポートなどを確認しておくことも大切です。
PCの性能が授業に影響する
PCの状態により、トラブルや遅延も考えられ、その対応に時間をとられることもあります。
生徒側のメリット
①IT関連への理解が深まる
②画像や動画などで理解が進む
③消極的な生徒も参加しやすくなる
④場所の制約を受けずに教育が受けることができる
IT関連への理解が深まる
日頃から利用することで理解も深まり、次世代の人材育成が期待されます。
画像や動画などで理解が進む
視覚・聴覚を使うことで、関心を持ち、意欲にもつながります。
消極的な生徒も参加しやすくなる
挙手に抵抗がある生徒も、タブレットに書き込むなど参加がしやすくなります。
場所の制約を受けずに教育が受けることができる
災害や病気、不登校など様々な理由で教育を受けられなかった生徒も、オンラインで授業を受けることが可能です。
生徒側のデメリット
①Webから情報を引き出すことが習慣化する
②健康を阻害する恐れがある
Webから情報を引き出すことが習慣化する
簡単に調べることができるため、考える力が低下する恐れがあります。
健康を阻害する恐れがある
ドライアイや姿勢の悪化、電磁波の影響や、睡眠障害など健康を害する恐れがあり、健康に留意する必要があります。
まとめ
以上で、ICT教育についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
ICT教育で、教育現場を大きく変わりそうですよね!
教員側がICT教育を上手に利用できるといいけどね!
2019年12月に文部科学省から打ち出されたGIGAスクール構想実現のため、ICT教育はますます重要視されていきます。
今後は、ICT教育のためのスキルアップが欠かせなくなりそうです。
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