スクールサポートスタッフ(SSS)の貴重な存在はご存知でしょうか。

SSSって、スクールサポートスタッフの略だったんですね?

いてくれるとめちゃくちゃ助かるんだよね!
学校運営においても働き方改革が求められる今、教員をサポートするスタッフとして、スクールサポートスタッフ(SSS)導入への取り組みが増えています。
ということで、今回は、スクールサポートスタッフ(SSS)ついてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ひよっこのみなさま
・SSSに興味がある
スクールサポートスタッフとは

スクールサポートスタッフとは、教員に代わって資料の作成や授業の準備などをおこなうことで、教員をサポートするスタッフのことです。
東京都教育委員会が作成した「スクール・サポート・スタッフ活用事例集」には、スクールサポートスタッフを導入した学校の声として、次のようなことが紹介されています。
○ 教材や授業の質が向上した
○ 教材研究や授業準備をする時間が増えた
○ 児童・生徒に向き合う時間が増えた
○ 退勤時間が早くなり、休日出勤が減った
○ 精神的な余裕を持てるようになった
長時間労働や精神的負担など、教員の働き方は深刻な社会問題となっていますが、学校における働き方改革の推進としても、スクールサポートスタッフは注目を集めています。
スクールサポートスタッフの役割

スクールサポートスタッフの役割は、教員をサポートすることです。
具体的には、学習プリントの印刷や配布準備、授業準備や採点業務の補助、学校行事の準備や後片付けなどをおこないます。
また、保護者への連絡や教室や施設の換気・消毒作業など、教員が生徒への指導や教材研究に注力できるよう様々な補助的業務を担います。

この仕事がめちゃくちゃありがたい!
スクールサポートスタッフの給与

スクールサポートスタッフの給与は、時間給です。
全国の自治体ごとに給与の額は異なりますが、東京都千代田区の場合は、令和4年3月1日現在、時間額1,086円でスクールサポートスタッフが募集されています。
スクールサポートスタッフの給与については、報酬額が低すぎるのではないかという指摘もあり、文部科学省としては、より良い制度にしていくために、報酬引き上げも今後の検討材料としているようです。
スクールサポートスタッフとスクールソーシャルワーカーの違い

スクールサポートスタッフとスクールソーシャルワーカー(SSW)は、いずれも教育現場で重要な役割を果たしますが、その業務内容、資格、そして勤務状況においては大きな違いがあります。
業務内容:教員のサポート対教育環境の改善
スクールサポートスタッフは、教師が教育に集中できるように、学習プリントの印刷などの物理的な作業を代行します。
一方、スクールソーシャルワーカーは子どもの心のケアだけでなく、その家庭環境や社会的な問題にも対処します。
特に、児童相談所と連携したり、教員を支援したりすることが多いです。
資格:専門性が求められるかどうか
スクールソーシャルワーカーには、社会福祉士や精神保健福祉士のような専門的な資格が多く求められます。
一方で、スクールサポートスタッフには資格は不要です。
勤務状況:専任か非専任か
スクールソーシャルワーカーは通常、全中学校区に1人配置され、学校に配置される場合と教育委員会から派遣される場合、さらには複数の学校を掛け持ちするケースもあります。
一方、スクールサポートスタッフは週数時間から週25時間程度の勤務であり、多くはアルバイトやボランティアとして働いています。
役割の範囲:教育全体対局部的なサポート
スクールソーシャルワーカーは子どもの教育環境全体に影響を与える役割を担いますが、スクールサポートスタッフは教師の局部的な作業をサポートする形で貢献します。
スクールサポートスタッフの方々の声

中等教育学校勤務の33歳男性
スクールサポートスタッフになったきっかけ
私は、子供たちと学ぶことが大好きで、教育に熱心だったため、スクールサポートスタッフになりました。
また、子供たちがより良い教育を受けるために、自分の今までの経験を持って子供たちに尽くしたいと思ったためでもあります。
さらに、教師と協力して、学生たちが学習上の困難を乗り越え、成長することを手助けすることができることに生きがいも感じると思いスクールサポートスタッフになることを決意しました。
スクールサポートスタッフになってよかったこと
スクールサポートスタッフになってよかったことは、子供たちが学習上の困難を克服し、成長することを目の当たりにすることができることです。
また、教師と協力して、学校全体の教育の質を向上させることができることも大きな喜びです。
さらに、子供たちからの感謝や喜びを受けることも、自分自身の成長につながることもでき、自己満足感を得られることもできます。
スクールサポートスタッフになって大変だったこと
スクールサポートスタッフになって大変だったことは、時間の調整が難しいことです。
学校のスケジュールや生徒たちの個別ニーズに合わせて、柔軟に対応する必要がありますが、それをうまく調整することができないことがあります。
また、生徒たちが抱える問題は、様々であり、それに対応するために専門知識やスキルを持っていることが必要ですが、それに対応できないことがあったりもします。
スクールサポートスタッフ(SSS)のまとめ
以上で、スクールサポートスタッフ(SSS)をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

多忙な教員を支援してくれているんですね!

積極的に仕事を手伝ってもらった方がいいよ!
2018年にはじまったスクールサポートスタッフ(SSS)の制度は、コロナ禍をきっかけとして大きく拡大しており、今後もさらなる発展が予想されます。

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