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PISA型読解力とは?生徒の読解力を向上させるために有効な手段をご紹介!

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あひる

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「読解力は知っているけど、PISA型読解力ってなに?」そう思った方が多いのではないでしょうか。

安心してください、現役の教員でもこのPISA型読解力について知らない方はたくさんいます。

ひよっこ
ひよっこ

PISA型読解力とか聞いたことなかったです!

あひる
あひる

逆に詳しい人ってそんなにいないと思うよ!

PISA(Programme for International Student Assessment)とは、OECDが実施する国際的な学習到着度調査であり、日本では2000年より3年毎に調査を実施しています。

これまでの調査で、日本の子どもはPISA型読解力が低い傾向にあることがわかっています。

これに対し文部科学省では「読解力向上プログラム」を2017年にまとめ、PISA型読解力向上に向けた取り組みを進めてきたのです。

それでは、今回は、PISA型読解力についてや生徒の読解力を向上させるために有効な手段をご紹介していきます。

この記事はこんな方におすすめ

・ひよっこのみなさま

・PISA型読解力を知らない

PISA型読解力とは?

PISAでは、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野での調査が行われます。

PISA2018では、OECD加盟国の中での日本の順位は数学的リテラシー1位、科学的リテラシー2位に位置しているのに対し、読解力は11位という結果となりました。

この結果からも、他分野に比較して読解力の低さは顕著です。

文部科学省が示す定義と特徴

文部科学省が示す定義

自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考する能力

文部科学省が示す特徴

1.理解するだけではない。

 ⇒ テキストに書かれた情報を理解するだけでなく、「解釈」し、「熟考」することを含んでいる。

2.読むだけではない。

 ⇒ テキストを単に読むだけでなく、テキストを利用したり、テキストに基づいて自分の意見を論じたりすることが求められている。

3.内容だけではない

 ⇒ テキストの内容だけでなく、構造・形式や表現法も、評価すべき対象となる。

4.文章だけではない。

 ⇒ テキストには、文学的文章や説明的文章などの「連続型テキスト」だけでなく、図、グラフ、表などの「非連続型テキスト」を含んでいる。

引用:資料4‐6 PISA(読解力)の結果分析と改善の方向(要旨)文部科学省

生徒の読解力を向上させる3つの方法

①テキストを理解し、評価しながら、読む力を伸ばす取組の充実

②テキストにもとづいた自分の考えを書く力を向上させる取組の充実

③さまざまな文章や資料を読む機会や、自分の意見を話したり書いたりする機会の充実

テキストを理解し、評価しながら、読む力を伸ばす取組の充実

ただテキストを読むだけではなく、「なぜ、そのテキストを読むのか」という、目的意識を持つことが重要です。

テキストの信用性・信憑性や、自身の現状や経験や現代社会と比較して考察するなどの考える力を持ちながら読むことができるように指導します。

テキストにもとづいた自分の考えを書く力を向上させる取組の充実

テキストの内容を要約しまとめる・紹介する、より理解しやすく書きだす活動を充実し、書く力の向上を図ります。

読み解いた内容について、自分の考えや意見を作文にすることは効果的で且つ取り入れやすいです。

さまざまな文章や資料を読む機会や、自分の意見を話したり書いたりする機会の充実

テキストを理解するには、まず読むことが基本になります。

文学小説だけでなく、新聞や科学・経済・社会分野の雑誌などのあらゆる分野のテキストに触れる・親しめる機会を設け、あらゆるテキストを読みとくことができるように促すことが重要です。

また、自身の考えや感じたことをまとめる、他児童生徒と討論する時間を設けることで、より深く理解することや、多角的多面的にとらえることにもつながります。

PISA型読解力のまとめ

以上でPISA方読解力についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

ひよっこ
ひよっこ

まあ、たしかに読解力の低さは自分もあるかもしれないっす!

あひる
あひる

生徒と一緒に伸ばしていこうよ!

日本は授業での利用時間、コンピューターを使用して宿題をする頻度はOECD加盟国中最下位に位置しています。

引用:OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント(文部科学省・国立教育政策研究所)

また、学校外でPCやスマートフォンの使用目的は、友人との連絡、ゲーム等の遊びに偏っている現状が明らかになりました。

そういったICTの有意義な活用が少ないという側面も、読解力低下に関係していることも考えられており、ICT教育との関連性も高いのです。

つまり、子どもたちの読解力向上に向けての取り組みは、学校のみならず家庭・地域とも連携して子どもを取り巻く環境づくりを意識することも重要なのです。

あひる
あひる

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